ケーブルの端末処理不良

こんにちは
エネテク・ディライト関東サービスセンターの吉田です。

 

今回はパワーコンディショナに接続するACケーブル端子部で
端末処理の不良により接触抵抗が大きくなり過熱したお話です。

 

サーマルカメラで撮影した画像に異常な過熱を示している部分がありました。

 

不審に思いケーブルを端子部から外してみると、

 

過熱したケーブル端末(赤)の芯線が
折れ曲がり、傷だらけ、被覆はあきらかに剥きすぎ
これを無理矢理にねじ込んだ様子でした。

 

当然 折れ曲がった状態で、無理矢理に入れて
端子の締め付け部も不完全な状態で納めていた為
接触抵抗も大きくなり芯線は過熱により変色していました。

 

もう少しで焼損するところでした。
施工不良の典型です。

 

メーカーの被覆の剥き長さの指定は12㎜
当該のケーブルは19㎜も被覆を剥いていました。

 

ケーブルの変化が接続先の盤内や他に回っていないかを確認した後、
改めてケーブル端末の変色部分を切り落としてから
被覆をメーカー指定の12㎜に剥き直し、無理をせずに端子部に戻しました。

 

目に見えない場所の施工不良は事故が起きてから気が付くことがあります。
この目に見えない部分の施工不良で起こる事故を最大限少なくするために
点検はあるのだと思います。

 

今回のトラブル検出も この点検データ・報告の確認作業にあたっていた仲間が

「これ、おかしくないか?」

「確認が必要だね」

と変化を見逃さない、不安なら確認する。
そうした姿勢から検出できたものです。

 

いたづらにお客様を不安にさせる「異常なし」の報告では無くして
「異常なし」この一言を報告書に載せることの重さを自覚して、緊張感を持つ
「発見できなくて 万が一の見落としから事故が起きたら」と考える姿勢、

 

点検に当たるソラパトの仲間は日頃は笑顔絶えずに振舞っています。

しかし、イザ点検に入ると顔つきが変わるのは この良い意味での緊張感を持って
点検に当たっているからだと確信します。

 

また その緊張感こそが私達の「誇り」につながるエネルギーなんだと思います。

 

このソラパトの「誇り」をいつまでも大切にしたいです。

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