太陽電池モジュールの経年劣化とパワコンの特色
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こんにちは
株式会社エネテクメンテナンスサービス関西サービスセンター河村です。
設置後10年以上経過する太陽光発電所で、
今回初めて直流側設備の点検依頼を頂き訪問させて頂きました。
手始めにパワコンの状態を確認したところ年次点検時に発生する履歴以外に
目立った異常は見られませんでした。
次に各種測定を実施したところ、
モジュールに接続される回路単位での絶縁抵抗測定で
規定値を満たさない回路が多数確認されました。
最も低い数値を計測した回路から
絶縁不良要因を調べると絶縁抵抗の低下したモジュールが複数確認されました
地絡に近い状態ですがパワコンは地絡検出せずに運転しています。
該当するメーカーに確認したところ
P-E間とN-E間の電位差が310Vを超えると検出するとの事で
今回は奇しくも対地電圧を測定した結果
電位差310Vを超える回路はありませんでした。
当該発電所はモジュールもパワコンも国産製ですが
パワコンの地絡検出の閾値は海外製に比べ『簡単に地絡検出で止めずに何とか発電させようと頑張る設定にしている』ように思えます
海外製なら規定値を満たしていても地絡検出してしまう事もあります。
流石国産と思いはしましたが不具合には変わりません。
今後発注者様と対策を進めていきたく思います。
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