点検の落とし穴
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こんにちは
エネテクディライト関東サービスセンターの吉田です。
今回は思わぬ落とし穴、
その代表格の ”ヒューズ切れ〟のお話です
先日お伺いした発電所でもヒューズ切れがありました。
点検の際にDCコネクタを外して、若しくは遮断器を開放してP側・N側とプロービングして様々な機材で不具合を確認します。
太陽電池モジュールの不具合を探そうと、
IVカーブ見たり、
開放電圧や内部抵抗を計測して
「異常なし!」
と点検を終えてしまい、
外したコネクタを戻して、
パワコンを再起動して、
モニターで動作確認して点検終了・・・・・
よくある点検風景かと思います。
例えば、開放電圧が「782V出ている・・・OK!」となります。
パワコンを起動して電流値を見ると・・・・
1回路がほぼ〝ゼロアンペア〟
これは発電していないことになります。
正常な回路は6アンペアほどありました。
私達が出力の低下でご相談を頂き、調べてみるとヒューズが切れていたという話がよくあります。
いくらモジュール側が健全な状態でも、発電していないのでは不具合と変わりません。
むしろモジュール1枚や2枚の出力低下では無く、1回路が発電していないことになるので大きな損失です。
もうひと手間かけてパワコンの再起動後に各ストリングの電流値を計測してみたら判る不具合です。
このひと手間に「拘る」のか「軽視」するのかで
点検の質がわかる気がします。
当たり前の確認、点検作業を丁寧にやる
それがソラパトのコダワリです。
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